A PBL手法による未来教育シェイクアウトイメージ図
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■主催:シンクタンク未来教育ビジョン ■後援:日本教育新聞 (2013年1月28日第一面掲載) ■第一回実施日 2013年3月13日 ■第二回予定 2013年11月 |
シェイクアウトとは2008年アメリカで生まれた一斉避難行動。
どこにいても一斉にできる点がメリット。いつもの行動から避難訓練ができる。一人でも参加できる。
米国の防災関係者が日本の訓練に着目したのが、きっかけと言われている。
○ 未来教育シェイクアウト
一斉避難訓練を初動10分間、パーソナルメディアを活用しながら全国で同時に行う避難訓練。もっとも特徴的なのは、やりっぱなしに終えず避難訓練終了後、フィードバックタイムを設け、Ustream等にて動画中継しながら、情報を共有し、より安全な避難に向けて創造的な解決策を生に、情報を共有するところにある。リスク特性を横軸で共有することで見えてくるプロジェクト型発想。
○ 未来教育シェイクアウトの特徴
フィードバック・情報共有 ……行動と判断をメタ認知
その瞬間、何を考え、どう行動したのかを、同じ地域特性や役職などで比較検討、異なる施設間でも共有…ここから安全や避難の本質や普遍性が見えてくる。

【 3つの目的 】
◇ 大切な人たちを守れる「避難指示」や「行動」への避難課題を発見し、改善する。
◇ 学校や病院における「防災マニュアル」の見直しと改訂に繋げる
◇ 避難と情報の重要性を知ってもらい情報活用による防災力を高める
【 3つの特徴 】
◇ 日本全国で一斉同時に避難訓練(シェイクアウト)を実施する
◇ 学校や病院など「大切な誰かを守る人」を主対象とする
◇ webを活用し情報メディアを活かしフィードバック・共有し課題発見する
C 未来教育シェイクアウトの手順〜準備から実施まで
1)対象を決める。
学校,病院,地域など、参加する対象範囲を決めます。
2)告知して、参加者を募る。
メールアドレス、立場(リーダー、仕事中にメールを受け取れる環境か)、所持しているICT環境を確認する。
3)参加者登録
メール送受信確認(クリカのID配布 インストールなど)
4)センター設置

【センター(指令室)】
一斉メールで指令を出したり、避難訓練後のふりかえりタイムで集計を送信したりします。
使う機材は一般的なものと、誰でも使えるアプリです。
<スタッフ>
・進行役 ファシリテーター
・クリカ操作係
・メール操作係
・動画中継係
<機材>
・PC
・タブレット
・スマートフォン
・プロジェクター
・スクリーン
・書画カメラ
・中継用デジタルカメラ
・照明
・wi-fi (高速通信システム)
・ホワイトボード
・モニター(数台)
D シェイクアウトの手順
| 【準備】15分 | |
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・シェイクアウト開始にあたって、おおまかな流れやメディア、アプリの使い方を確認。 ・「14:30から15:00のどこかで開始します。」としておき、いつ参加者に通知が届くかは伝えない。 |
| 【開始・0分】 | |
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・一斉メールで「訓練。地震発生。」と流す。 ・参加者は避難行動をとり、写真やメモを残す。 |
| 【開始・2分】 | |
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・一斉メールで「訓練。揺れがおさまりました。」と流す。 ・参加者は次の避難行動をとり、写真やメモを残す。 |
| 【開始・6分】 | |
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・一斉メールで「訓練。2次災害発生。」と流す。 ・参加者は次の避難行動をとり、写真やメモを残す。 |
| 【開始・10分】 | |
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・一斉メールで「避難訓練終了です。」と流す。 ・参加者は避難訓練を終え、PCなどの前へ移動。 ・15分後にフィードバックを行うことを通知する。 |
| 【ふりかえり・共有の時間】45分 | |
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・USTREAM、クリカを用いて、一斉にPCでフィードバック。 ・4択の質問や、想定される回答に対してあらかじめ用意しておく。 ・次々と寄せられる感想や情報をもとに進行。 |
| 【終了】 | |
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・感想や意見を記入する「フィードバックシート」の記入、画像提供を依頼 |
| 【終了後フィードバック】 | |
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・ブログ、ホームページなどで全国からの感想や意見を集約して発表。 |
E 利用するメディア
・パソコン…クリカの集計結果やセンター本部の同時中継画面を受け取る。
・タブレット型PC…無線LANなど環境があれば快適。
・スマートフォン…指令のメールを受信したり、クリカで投票、発言をする。
・デジタルカメラ…避難している様子や危険個所などを記録し、後日参加者と共有する。
◆シェイクアウトで活用するアプリ
・クリカ…事前に4択の設問を用意し,大勢に一気に回答をもらうことができるアナライザーアプリ。PC,スマホ対応。データの集計・分析を即時にグラフ化する。Google Chromeからインストール。
http://www.digital-knowledge.co.jp/service/it/clica/
・ツイッター…テキスト140文字と写真を送受信できるアプリ。現状中継の送信に向いている。
・Face time(テレビ電話)…コーチングに使える。
・USTREAM…リアルタイムで中継し,大多数の人と情報を共有できる。
・電子メール…センター本部からの指令を受け取る。
・LINE…通信アプリ。あらかじめグループを作成しておくと便利。
このような誰にでもすぐに使えるメディアやアプリをどのように使うか。
シェイクアウトでは0分,2分,6分,10分を区切りとして,ログをとります。記録するメディアとしてスマートフォンやデジタルカメラなどがあります。シェイクアウトを記録することでメタ認知をはかります。時間ごとに機器を使って記録をとることで,同じ時間で比較することができます。さらに,後日分析することもできます。
ICTを使って,一斉告知,記録,フィードバック,共有に使うことができ
F 未来教育シェイクアウト 実践プログラム
1 事前準備
図上シミュレーション
2 避難訓練当日
災害のシナリオを発表する。
リーダーには当日の流れを渡しておく。
3 翌日〜1か月後
避難時の課題や気づきをまとめ、対策が必要な内容について、
同じ部署の人から意見を聞いてまとめる。
4 1か月後
合同フィードバックミーティング
避難訓練参加者が、自分の勤務部署から集めた災害防止策を
報告し合う。
5 1か月後〜2か月後以降
ミーティングの結果を各部署に持ち帰り、分析し、セクション
ごとのマニュアルを作成する。
7 2か月後
セクションごとのマニュアルを持ち寄り全体のマニュアルをつくる。
G 未来教育シェイクアウト 実践の様子
奥出雲町立八川小学校
http://miraikyouiku.jugem.jp/?eid=327
島根県立中央病院
http://miraikyouiku.jugem.jp/?eid=329
札幌市立厚別通り小学校
http://miraikyouiku.jugem.jp/?eid=328
H 地震発生 動画サイト
○ 一般
検索【防災シミュレーター】震度6強体験シミュレーション - 内閣府
http://www.bousai.go.jp/simulator/index.html
○ 医療施設
病院−機能保持をめざして
http://www.youtube.com/watch?v=K3Irmiiw8o4
病院−都市施設の機能保持
http://www.youtube.com/watch?v=p07UiCjutks
○ 家の中 3.11地震
http://www.youtube.com/watch?v=9bEQ0uluC44
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